ランドストーカーで有名なクライマックスが出した、SFCクォータービューアクション。キャラクタの設定がドラクエ4のアリーナ、ブライ、クリフとに似ており、元々トルネコの大冒険のような、ドラクエ4の外伝的作品として作られたらしい。

しかし詳細は不明だが大人の事情で許可されず、オリジナル作品としてタイトーから発売される

ランドストーカーをエンカウント方式に変えたようなゲームで、戦闘のテンポはよい。

ゲームプレイは非常にユーザーフレンドリーで、サクサク快適に進んで、ストーリーもきっちり完結して終わりを迎える。

当時はプレイ時間が短すぎるため不評だったらしく、中古が非常に安い値段で購入できる。レディストーカーのユーザーレビューは80点ぐらいで、マイナーな良作というところ。

一方私の個人的な評価では満点。リメイクドラクエ3と並び、SFCでは最高のゲームと評する。ゲームプレイは快適だし、シナリオがずば抜けてよくできている。

全体的にコミカルでネーミングセンスが馬鹿馬鹿しいが、非常にシリアスな展開になる。この時期のRPGにありがちな、仲間を殺してお涙頂戴するような小細工も一切ない。

冒険の舞台となるのは、狂気の天才発明家、キングバロンが没したといわれるデスランド島。彼の残した遺産と遺跡を目当てに、多くの冒険者が集まり、島はさながら観光地のようだった。

最初はコミカルだが、徐々に凄惨な面を見せ始める。冒険が進むにつれ、デスランドの恐ろしさが、徐々に明らかになる

人間が缶詰にされ、魔物巨大化装置の復活が明らかになると、島民は我先にと逃げ出してしまう。この辺場面の転換が見事で、観光地が一転淋しいもぬけの殻になり、シリアスな展開になる

敵についてもちゃんと書かれていて、ラスボスはぽっと出ではない。ドラクエですら敵の存在を軽んじており絶対悪か、ポケモンとしか思っていない

しかし今作では、敵もちゃんと村人みたいに描かれており、ほかのRPGとは一線を画している

最後宿敵ジェイビーの復讐動機がちゃんと明らかにされ、主人公のレディが弔ってあげるのは、本当に良い話だと思う

なお今作はキャプテン翼と同じくVC未収録タイトルとなった。理由だがレディストーカーというタイトルと、人間を缶詰にする、という設定にレーティング的な修正が必要だからだと思われる