レビュー

SFCナンバー1RPG

FCのドラクエ3をリメイクした作品で、操作が大幅に快適になっている
袋や便利ボタン。マップ上の動きも早く、昔のカセットロムなのでロード時間もない
SFC後期に発売されたゲームで、売り上げ、面白さ、完成度を総合すると、SFCの最高傑作ソフトとなるだろう

ゲーム自体も非常に面白い上、さくさく進む
最近のハイクオリティソフトと比べても、ゲームプレイが非常に快適なので、面白さは色あせない

性格システムという改悪

SFCの性格はステータスが変化するというもの。
それによって個性付けをしてより愛着を持ってもらうというシステムなのだが、完全な失敗である
職業によって最適な性格を選ばないと、ステータスの上がりが悪くなるだけなので
攻略するなら性格を最適化しなければならない

このシステムのやっかいなところは、性格について知らない初心者は不適合な性格を選び性能が下がり、ゲームが難しくなる
一方性格について知っているプレイヤーは性格を選ぶことによって、ゲームが簡単になりすぎる
結果ゲームの難易度バランスが悪くなってしまっている

厄介なのはひねくれものとか引っ込みじあんとかいう、性能がまったくわからない性格もあることで
最適攻略には、攻略本の購入が前提となる

雑魚が弱くボスが強いバランス

バラモスの魔法は通常より弱体化しているのだが、
それでもインチキ自己回復をもつ強敵

DQ3は通常的モンスターが弱い。体力が低く、先手の全体攻撃で壊滅できる。
一方ボスが強く、編成によっては歯が立たないバランスになっており、バランスの悪さを感じる

強力すぎる武器、アイテムの存在

ポルトガの鋼のムチ、スーのいかずちの杖、ネクロゴンドの稲妻の剣、マイラの王者の剣、ゾーマ城深部の賢者の石など
ドラクエ3には強力すぎるアイテムがいくつも登場する
手っ取り早く攻略したいなら、レベル上げよりも、そういうアイテムを最短で取得するだけ
またそれらのアイテムを戦闘中に使い続けるだけなので、キャラクターの能力はどうでも良い状態になる

まあハッサン(脳筋)、特技ゲーだった6よりは何ぼかマシだが・・・

攻撃魔法が利くかどうわからない

中盤から敵に魔法攻撃に耐性を持つものが増える
ダメージが軽減されるのでなく、確率で効くというものなので、
魔法の属性が有効なのか無効なのか判別しづらく、またその効果を予想しづらい

結果魔法攻撃を捨てて物理攻撃のみのほうが楽である

お金が手に入りすぎる

FC晩は非常にお金に厳しいバランスだったが、一方SFC版はお金に困らなすぎる
街中で手に入る装飾品や性格変更アイテムが高値で売れるため、お金にまったく困らない
お金という難易度調整はまったく機能していない

ゲームの世界観を損ねるすごろく場、しんりゅう

すごろくとしんりゅうの存在は、中世的な世界で、魔王の脅威という世界観を損ねている
ユーモアがあるというより、モンスターの脅威から完全に隔離された神のよう存在に管理されており、しらけてしまう

コレ以降のドラクエはいかにもJRPGちっくなミーハーな要素を取り入れて、
剣と魔法のファンタジーが好きな人、最近の鳥山明が嫌いな人には幻滅するだろう
鳥山先生はいきなりむちゃくちゃ強い存在が現れて水を差すという展開がすきなのだ

謎の人物が多すぎる

昔のゲームなので、イベントアイテムをくれるだけの正体不明の人物が大勢いる
この手のなぞの人物の動機付けや背景がないのは、むしろうっとおしくなくて良い

夢を見たからというたったそれだけの理由で、盗賊の鍵をくれる謎の老人。
シャンパーニの塔の頂上でどうやって生きてるんだろうか?
ほしふる腕輪を守る(?)謎の骸骨おじさん
財宝を守るガーディアンかと思いきや、挨拶がしたいだけらしい
早く成仏しろよ・・・
人攫いのどうくつを何年もさまよう兵士。一人でモンスターがうようよするダンジョンを生き延びるあたり、相当の猛者だと思われる
DQ3の中でもっともキチガイである変化の杖(をほしがる)老人
人類から絶縁された、グリーンラッドの氷河という、とんでもないところに、一人で暮らしている。
この老人は、こんな場所で姿を変えて、何が楽しいんだろうか?

謎の人物コレクション